システム開発記
システム開発の現場から
中小企業の課題
2025.06.03
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システム導入で絶大な効果を上げた会社の特徴
これまで数多くの会社のシステムを開発してきました。利益に多大なる貢献をした大成功のシステムもあれば、1円の利益も生まなかった大失敗のシステムもあります。
導入したシステムが大失敗となった会社の特徴は様々なものがありますが、大成功となった会社には3つの共通点がありました。
1.社長の勘が鋭い
こんなシステムを作ってくれという指示がとにかく的確でした。作る側としてはこれどんな働きするのかなと思いながら作っても、そういうことかと感心することが多々ありました。
会社に必要なのものは何かを見抜く勘が鋭いです。システムを使う使わないを別にして備わっています。またこの勘はシステムを作り進めることで鋭くなっていきます。
2.社長が技術者を使うのが巧い
会社が利益を上げるためには、技術者をどう使えばよいかを分かっており、人の使い方がとにかく巧かったです。そういった社長はパソコンのことを覚えようとしません。人に任せるということを十分理解しています。
下手に覚えようとする社長の方がうまく行きません。
3.会社全体として伝票がしっかりしている
これまでは社長の特性でしたが、会社全体として伝票がしっかりしている会社は必ずうまくいきます。伝票の機能は伝達と記録を残すことです。どこで何があったか、責任は誰にあるのかがハッキリとしています。システムがうまくいく会社はほぼすべて伝票が整っています。
では整っていない会社はどうか。弊社としては一度整えることを勧め、その後導入することでうまく行く事があります。整備のできない会社、システム入れるんだからどうにかなるだろうという姿勢の会社がうまく行く事はありません。

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2025.06.05