ミスの見つけ方
ミスを見つける、対象を拡大して不正や間違いを見つける方法、システムであれば簡単に実現できます。計算を伴う作業であれば会社の中で動く数字はまずミスを見つけることができます。
ミスがあると構造的に矛盾が生じる
会社で動くお金には必ず理由があり記録できます。帳簿に記帳できるということです。販売でも購買でも動いた事実は一つです。それをもとに出納帳なり、在庫帳が作られます。そうするとこれらの表は源流は同じですので、現実の現金残高や在庫高を表す情報が得られるはずです。
まずは矛盾を計算式で見つける
2つの表を矛盾がないかを見つけます。この場合2つの表を目視で見比べるのではなく、システムの場合は計算式で比較します。どの取引が怪しいというところまでわかります。目視よりも圧倒的に早く確実です。
見つかった矛盾ですが、これが正当な場合もあります。見つかったあとはシステムではなく人間の判断の問題になります。
この効果は多少間違っても修正すればいいと考えることで過剰な緊張を解くことと、ミスや不正は見つかるという適度な緊張感を与えるの二つにつきます。つまるところ効率化となります。
ただしこれをできる会社の方が少ない
システムはものすごくいいことだらけのように感じますが、どの会社でも導入できるというわけではありません。例えば出納帳と在庫帳があったとすると、多くは報告のための記録であり税理士への提出が目的です。矛盾を見つけ出すという考えの元やっていないと、いきなりはできません。結構な調整が必要です。
きちんと記録している会社ならまだシステム化の目はあるのですが、形だけで全くでたらめな報告をもとにやっている会社があります。こういった会社はシステム化以前の問題です。
