Excelはかえって仕事を増やす
Excelは非常に便利なソフトです。筆者ももちろん使っています。ただ使い方としてはあくまで計算機能を持った紙であるという認識での使用です。
データの管理の必要性や膨大な処理になるとプログラムを作ってデータベースに任せます。そうしないとかえって不便で仕事は増えてしまいます。
それではなぜ人はデータベースを使わずExcelを使うのかですが、これはデータベースがものすごく難しいからです。端的に言うと数式ですべてを制御しなければならないという点につきますが、これはまた別の投稿で説明します。
この投稿ではなぜ仕事が増えるかの説明します。
諸悪の根源はコピペとリンク
コピペは再入力することなく、同じものを複製できます。リンクは入力したデータを参照できます。これはExcelがA4に換算して5枚程度なら十分便利なのですが、それ以降になるとどんどん不便になっていきます。その原因はコピペとリンクです。
どんどん広がるスクロール
コピペのおかげでデータはどんどん複製されていき、縦にも横にもスクロールが広がります。そのうち必要なデータがどこにあるかがわからなくなってきます。これは検索である程度カバーできますが、ここまでなると数値が正しいかの検証はだいたいできません。肥大に肥大を重ねあとに引けなくなったというケースは経験した、もしくは現在困っている人も多いかと思います。
リンクに縛られる
「こことここがああなって」が肥大化したExcelでは同様に肥大増します。ちょっとの変更の場面とかもリンクを崩してはいけないのでここがこうなってを常に頭の中にリンクを描き、組みなおしていきます。肥大化は必然でありリンクが正しいかを検証することはまず不可能です。
コピペとリンクは脳を疲れさせる
肥大化の行きつくところはコピペもリンクも常に注意力をもって頭を使うことでとにかく脳を疲弊させます。仕事を楽にするはずのコンピュータがかえって仕事を増やします。かといって他に代替の手段を思いつくでもなくそのまま続けるしかないというのが実際です。
